【終活】老後の生きがいの見つけ方
人生も後半にさしかかり、子育てが終わったり、仕事を退職するなどすると、自分の時間が増えていきます。
老後の生活において、この自分の時間を充実させることは日々の暮らしをとても有意義なものにし、幸せな暮らしを送ることができます。
ではどうしたら日々の暮らしを充実させることができるのでしょうか。
1つには、やるべきことをしっかりやっておく(災害に備える、終活をする)こと、そして生きがいを見つけることが重要です。
生きがいとは
生きがいとは人生や日常の生活において、わくわくすること、楽しみ、意義があると感じることです。
生きがいは1つでなくても構いません。心が生き生きとすることがたくさんあればあるほどいいですね。
生きがいがあることのメリット
生きがいがあることによって次のようなメリットがあります。
・日常が楽しくなる
・生活にハリが出る
・認知症の予防
・人生を豊かにする
・健康寿命を長くすることができる
・習得意欲が湧く
・社会とつながることができる
・新しい出会いの機会
生きがいがあることで心が元気になり、より活動的になることができます。
また生きがいを通じてたくさんの人と関わるきっかけが生まれると、新たな出会いがあったり新しい体験をすることができます。
生きがいに関するアンケート
内閣府の令和2年版高齢社会白書調査によると、60歳以上の人で約8割の人が生きがいを感じているそうです。
どの程度感じているかの調査では、「十分感じている」が37.2%、「多少感
じている」が42.5%となっており、合計すると
約8割(79.6%)の方が生きがいを感じている。という結果になっています。
年齢別にみると、各年齢階級とも男性より女性で生きがいを感じている割合が高くなっています。
男女とも高齢になるにつれ生きがいを感じている割合が減少傾向にあります。
また、健康な人、就業している人ほど生きがいを感じている人の割合は高くなっています。
※内閣府令和2年版高齢社会白書(全体版)より参照
生きがいの見つけ方
生きがいを見つけるためには自分が「楽しい」「やっていみたい」「意義を感じる」など心が「良い」と感じることを行うのが重要です。
自分の好きなこと、得意なとこを始めてみるのもいいですし、具体的に何かということがわかがわからなくても、「人の役に立つことがしたい」などはボランティアや、また自分の特技(知識)を活かしたいと思ったらそれを地域の人に伝えたりする」といった活動もいいかもしれません。
生きがいの具体例
趣味を楽しむ
料理
現在インターネットネット上では1つの料理をとっても様々なレシピをみることができます。
いつものお料理も少し変えることによって新しい発見があるかも知れません。
家庭菜園
土やお花、植物に触れることは癒しにもなります。
また自分で作ったものはスーパーで買うものよりも格段に美味しく感じることでしょう。
ミニトマトやきゅうり、いちごやバジル、ミント、イタリアンバジルなどのハーブは初心者でも簡単に始めることができます。
読書
読書は新しい知識や考えを増やしたり、本の世界へ連れて行ってくれたり、いい本に出会うと幸せな気持ちになれます。
地域の図書館では無料で本の貸し出しを行っているのでそれを利用するのもいいでしょう。
外出するのが大変だなという方は、パソコンやスマートフォンを使ってインターネット上で本を読むこともできます。
旅行
いろんな場所へ出かけるのは楽しいですが、出かけるのにはそれなりの体力が必要です。
高齢になるにつれ歩くのもおっくうになると、もう出かけるのはやめておこうかという気持ちになってしまうことも。
どこか行ってみたい場所、見たいものがあるなら自分自身で自由に動けるうちに行動するのが最善です。
といっても動くのはおっくうだなぁと感じる時は、インターネットを利用するのもいいでしょう。
インターネットの急速な発展により、今や各旅行会社からオンライン上で旅行を楽しむことができるサービスもたくさんの種類のものが提供されています。
音楽
私の親戚のおば様は50代後半からコーラス隊に所属し、年に1、2度行われる発表会に向け定期的に集まり練習会を楽しんでいます。
その活動を通じてコーラスの楽しさだけでなく、仲間ができたり、おしゃべりすることも楽しんでいるようです。
音楽に触れることは癒しになったり、心に潤いをもたらしてくれます。
また認知症予防目的でも有効だとされています。
何か新しく簡単な楽器を始めてみるのもいいですし、昔好きだった曲を聞くのもいいですね。
写真
写真を趣味としている方も多いのではないでしょうか。
今では携帯やスマホにもほとんどの機種でカメラがついており、簡単に写真を撮ることができます。
撮った写真をアルバムにして見返す時間も楽しいですよね。
地域活動に参加する
地域のサークル活動
地域のサークル活動は最寄りの社会福祉協議会のホームページや市区町村のホームページでも掲載している自治体もあります。
大阪市では「大阪市市民活動ポータルサイト」(https://kyodo-portal.city.osaka.jp/)というものがあり、地域で行えるボランティア活動やイベント、講座、交流会の情報などが掲載されています。
またインターネット上で民間主催のイベントの告知やサークルのポータルサイトでも各団体の活動やサークル情報を検索することができます。
ボランティア
一口にボランティアといってもその活動内容は様々です。災害時に困っている人を助けるためのボランティアや地域の人のお困りごとを解決するボランティア、地域の人と交流することを目的としたボランティア、環境保護活動に関するボランティアなど様々なものがあります。
まずは、自分が興味のあることから始めてみましょう。
ボランティアに関する情報は市区町村のホームページや社会福祉協議会のホームページにも載っています。
私が個人的に興味を持っていることが、保護動物に関するボランティアでいつかやってみたいと思っています。
交流会
各地域では地域住民のつながりをつくるため様々な交流会を実施しているところがあります。
私の住んでいる大阪市では地域住民を対象とした月1回の喫茶カフェや健康体操、各種交流会を行っています。
地域の交流会に参加すると身近なつながりができるのでいいですね。
しかしインターネットの発達した現在では、すぐ近くの人だけの交流だけでなくてもいいかもしれません。
ンターネット上では普段出会うことのないような人だったり、遠く外国に住んでいる人とつながることもできます。
外国に住む方と交流をすることにより、その国の言語や文化を学ぼうと新たな趣味や目標ができるかもしれませんね。
学ぶ
学んでみたかったことにチャレンジする。
人は何歳になっても学ぶことができます。
新しく何かを学ぶことは刺激となり、生活にハリがでます。
自分がその知識を得て、学ぶことを楽しい!と感じることに出会えるといいですね。
私自身は大人になってから法律っておもしろい!勉強してみたい!と思う機会があり、独学で勉強し法律に関する資格を取得することができました。
高齢になるにつれ記憶力や判断力が低下してくることもあるかと思いますが、「学ぶことの楽しさ」はいつまでも持ち続けていたいですね。人生100年時代、生涯学習大切です。
地域主催の講座やカルチャーセンターに行ってみる
各地域には様々なことが学べるカルチャーセンターがたくさんあります。
カルチャーセンターで学ぶことができるものには、パソコン教室、料理教室、書道教室、ダンススクール、英会話などたくさんの種類があります。
また大阪市の生涯学習センターでは講座やイベントを通じて「市民の皆様と社会を結ぶわくわく、ドキドキするコンテンツ」を提供しています。
無料で利用できるところもありますので、一度利用してみるのもいいでしょう。
資格を取得する
ご自身の興味のあることの資格を取得してみるのはいかがでしょうか。
「資格取得」という目標があると学ぶことにも意欲的になれます。
意欲的に学ぶことにより心もワクワクし、脳も活性化されます。
どんな資格を取得したらいいのかわからない場合、「①今までのキャリアに関連すること ②今後の働き方とニーズがあるもの ③自分に向いているもの」 の資格取得を検討してみましょう。
教える(自分の得意なことや知識を他の人に教える)
自分の得意なことや知識を他の人に教えたりすることは、ものすごく充実感を感じ、自己肯定感を高めます。
定年後の副業としてこの「自分のスキル・得意なこと」を活かして収入を得ている人もいます。
また地域貢献として自分の得意を誰かに教えることは地域住民との関わり合いの機会、コミュニティ作りに役立ちます。
自分の得意なことを活かして何らかの活動ができるといいですね。