見守りサポートと契約~自分により合ったものを選ぶ【終活】
見守りサポート
現在見守りサービスには様々なものがあります。
自治体で独自にボランティアスタッフによる見守り活動がおこなわれているところもあります。
自治体の見守り活動は地域の社会福祉協議会のホームページで見ることができるところもあるのでご参照下さい。
ではここでは、自分で手軽に利用できるサービスについてご説明していきます。
見守りサービスは大きく分けて次の4つに分類できます。
「訪問型」
こちらは日本郵政や遺言相続などのサービスを行っている士業などがおこなっています。
日本郵政の見守りサービスは月1回郵便局社員がご自宅へ訪問してくれるというもので月額2,500円から利用可能です。
その他、「見守り電話サービス」や「駆けつけサービス」などもあります。
司法書士や行政書士による見守りサービスに「遺言書」を作成した時や、「財産管理契約」「任意後見契約」締結時に一緒に利用する方が多いです。
また死後のお手続きとして「死後事務委任契約」を締結する場合にも状況把握のために見守りサービスが利用されています。
センサー型
こちらは各電気製品メーカーなどから様々なタイプのものが販売されています。
エアコンや冷蔵庫の扉の開閉、トイレのドアの開閉などセンサーが感知して使用状況をあらかじめ登録してあるメールアドレスへ送信します。
また、警備会社によるセンサー型見守りサービスでは緊急時には駆けつけてくれるものもあります。
こちらは他の見守りサービスより少し高額で2,000円~6,000円ぐらいが相場です。
士業による見守りも内容により様々ですが、2,000~3,000円ぐらいが相場です。
オートメール・オート電話型
先にご紹介した見守りサービスの中で一番低価格で利用することができます。
離れて暮らしている家族の安否確認の為携帯利用時にあらかじめ登録しているメールアドレスへ配信される無料のアプリもあります。
オート電話は毎日決まった時間に登録先の電話に自動音声の電話がかかってきます。
「1.元気です 2.元気がありません」など音声が流れるます。
1もしくは2をプッシュすると登録してある転送先のメールアドレスへその内容が送信されます。
こちらも1,000円~2,000円ほどで利用できます。
宅配型
宅配型は地域の自治体などで行われているところもあり、食事の宅配サービスなど1食あたり500~600円ぐらいで利用できます。
その他民間のサービスで生活協同組合ユーコープさんやヤマトホールディングスさんによる宅配サービスに付随して見守りをサービスを提供しているところもあります。
現在様々なかたちの見守りサービスが自治体や民間サービスより提供されています。
ご自身のライフスタイルに合わせてあっているものを選ばれるといいですね。
見守り契約
高齢の方が、ご自身の老後のサポートとして「財産管理契約」や「任意後見契約」、「遺言執行」「死後事務委任契約」をする場合に、締結されることが多いです。
この見守り契約により、訪問・面会や電話などを利用して高齢者の生活状況や健康状態などを確認し、必要なサポートを行ったり、ホームロイヤーとして相談に乗ったりします。
見守り契約の受任者(見守りをする人)は弁護士や司法書士、行政書士などの士業や高齢者向けの終活サービスを行っている団体、企業などがあります。
左記に述べた、「4つの見守りサービス」とはその目的が異なります。