【終活】老後の健康~よりよく生きるためにできること

健康 体操

 

終活についての意識調査のアンケートで「健康」に関することは気になっていること、取り組みたいことの第一位となっています。

健康はそれだけ多くの人の大きな関心事です。

ここでは終活における健康について、また健康寿命について考えていきます。

 

老後の健康

ケガや病気をしてしまうと、ご自身で今まで通りの生活を送るのが難しくなってしまったり、人の手を借りなければならなかったり、病院に通うことになったり、お金もかかってしまったりと様々なデメリットがあります。

なので普段から食事に気を使ったり、運動をすることは言わずもがなとても大切です。

しかし、老化で今まで通りの健康体でいられないのは致し方のないことです。

できるだけ健康な状態でいられるように、「健康寿命」を伸ばしていく方法を考えていきましょう。

 

健康寿命とは

厚生労働省の生活習慣病予防のための健康情報サイトによると、健康寿命とは生存期間を「健康な期間」と「不健康な期間」に分け、健康な期間の平均値を求めることで表されるとしています。

健康上の問題がなく日常生活を過ごせる期間だと言えます。

 

健康寿命と平均寿命

厚生労働省のデータによると、2016年の平均寿命は男性80.98歳、女性87.14歳です。

それぞれの健康寿命は男性72.14歳、女性74.79歳となっています。

健康寿命と平均寿命からみる「不健康な期間」は男性8.84年、女性12.35年となっています。

不健康な期間が増えるとそれだけ医療や介護を必要とすることになり、生活に支障をきたすのでできるだけ健康な期間を長くしていくことが重要です。

 

健康寿命を長くするためにできること

ここからは健康寿命を長くするためにできることを3つみていきます。

①生活習慣を見直す

規則正しい生活を送るようにしましょう。

正しい生活リズムで過ごすことは、体の不調を整え健康寿命を長くします。

朝は短時間でもいいので必ず太陽の光を浴びるようにします。

太陽の光を浴びることにより体内時計が整い、身体機能や脳の機能も動きだします。

そして夜は一日の疲れを回復するため、十分な休息を取るようにします。

人は一日中活動し続けることはできません。

このオンとオフをバランスよく取り入れることで心や体のバランスが整い健康的な生活を送ることができます。

 

②運動

適度な運動を日常生活に取り入れましょう。

ウォーキングは健康寿命を長くする方法としてとても効果的だとされています。

厚生労働省が推進する「健康日本21」運動では、高齢者の日常生活における 1日当たりの歩数目標を男性で6,700歩、女性で5,900歩 としています。

毎日歩くのは大変だなぁという方は330分程度のウォーキングを週に2~3日でも行うようにしましょう。

 

③食事

活動的なエネルギーを取り入れたい朝に最適な食事は「イメージ通りの朝定食ごはん」です。

ご飯にお味噌汁、焼き魚、お野菜をバランスよく取り入れましょう。

夜は体を休ませてあげたいので消化のいい食事を心がけます。

消化のいい食べ物には次のようなものがあります。

・うどん

・おかゆ

・豆腐

・大根

・バナナ

・白身魚

また、

・温かくして食べる

・やわらかくして食べる

ことも重要です。

ごぼうやさつまいもなどの食物繊維の多い食べ物は消化に時間がかかるため避けるようにしましょう。

また辛いものや、甘すぎるもの、塩辛すぎるものは胃酸の分泌を促すので避けるようにしましょう。

消化にはたくさんのエネルギーを必要とするため夕食は寝る3時間前までには済ませるようにしましょう。

また過度のお酒も体の負担となり睡眠の質を低下させるのでやめるようにしておきましょう。

 

まとめ

生活習慣を見直し、適度な運動を取り入れ、バランスの取れた食事をすることにより、健康的な生活を送ることができます。

健康でいると自分らしく、穏やかに過ごすことができます。

自分らしく、より良い未来のために健康・終活を始めてみましょう。