遺言書を取り消したい

遺言書

遺言書は何度でも取り消すことができます。

遺言書を書いたあと、その内容を変更したい、または取り消したいと思うことがありますよね。

遺言書を書いたけどその内容を取り消したい時、それぞれの方法をお伝えします。

自筆証書遺言で遺言書が手元にある時

遺言書を破棄するのが最も手っ取り早い方法です。

また新たに遺言書を作成し、その内容の一部または全部を撤回する内容にすれば後に作成した遺言により前の遺言の内容は取り消されたことになります。

その際には遺言書に日付を書く事を必ず忘れないようにして下さいね。

 

自筆証書遺言で遺言書が手元にない時

この場合、遺言書を破棄することができません。

よって新たに遺言書を作成して前の遺言の内容を取り消します。

この時、自筆証書遺言で作成したがその後、手が不自由になったなどの理由により遺言書を自分で書く事が出来なくなった場合などは公正証書遺言によっても撤回することができます。

 

自筆証書遺言を法務局で保管している時

自筆証書遺言を保管している法務局で保管の撤回の申請をします。

申請できるのは遺言者本人に限られます。

また保管の撤回の請求には費用はかかりません。

STEP.1 撤回書を作成する

撤回書は法務局のHPからダウンロードできます。

保管の撤回の請求には費用はかかりません。

また最寄りの法務局の窓口で入手することもできます。

STEP.2 撤回の予約をする

遺言書を保管している法務局で予約をします。

予約は法務局のホームページもしくは電話や窓口でも行うことができます。

予約を行うことができる期間は30日先までです。

STEP.3 遺言書保管所に行き、撤回の手続きを行う

予約をした日時に必要書類を持参します。

・撤回書

・顔写真つきの官公署から発行された身分証明書(運転免許証、マイナンバーカード等)

 

公正証書遺言を取り消したい時

公正証書で作成した遺言書は遺言者の手元にある遺言書を破棄したとしても原本が公証役場にあるので遺言書を破棄(撤回)したことにはなりません。

この場合、新しく前の遺言を撤回するという内容の遺言書を作成し、遺言の撤回をします。

公正証書遺言の取消は公正証書遺言によっても自筆証書遺言によっても行うことができます。

公正証書遺言で行う場合、費用が11,000円かかります。

自筆証書遺言で行う場合、費用はかからずにすみますが内容の不備などにより無効とならないよう注意しましょう。

また新しく作成した遺言書が自分の死後発見されないといけませんので保管場所には注意しましょう。

 

遺言者の死亡後の遺言の取消

遺言が相続人や受遺者の詐欺や脅迫によって作成された場合、その遺言の取り消すことができます。

また遺言の内容に不服がある相続人は裁判所にその取消しの請求を行うことができます。

しかし、その遺言が取り消されるかどうかは裁判所の判断によります。

 

遺言の内容に抵触することがあった時

例えば「自宅を長男のYに相続させる」という内容の遺言書があったとします。

そして遺言者は生前に必要になり自宅を売却しました。

この場合長男に相続させるという遺言の内容はどうなるのでしょうか。

遺言書の効力が発生するのは遺言者が死亡した時からです。

生前に行った行為または事実で遺言書の内容と抵触する部分に関しては、その内容を撤回したものとみなされます。

 

まとめ

遺言書の撤回、内容の変更は何度でも行うことができます。

遺言書は後に作成されたものが優先となるからです。

なので日付は必ずはっきりとわかるように記載するようにしましょう。

 

気持ちの伝わる遺言書を
遺言書に書いて効力があるものは法律で決められています。
しかし法的な効力はなくても遺された方へのメッセージとして遺言書に「想い」を記しておくことはとても大切です。
遺された人たちはどうしてあなたがそのような内容の遺言書を書いたのか理解することができ、あなたの気持ちに寄り添うことでその遺言の内容を受け入れやすくなります。
またあなたの「想い」を知ることで相続人同士の不要な争いを避けることができます。
「死」という悲しい出来事がおきた最中にある相続。少しでも遺された方があなたの思いに寄り添いあなたの想いを受け止め、前向きに生きていける遺言になればと思います。

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